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モニュメント(提案事業)

御船町恐竜博物館新館の入口付近には、旧御船町恐竜博物館前に設置されている実物大の「ティラノサウルス」を移設しました。
そして、御船町の中心地を横断し、御船町役場と御船町恐竜博物館新館の前を通っているシンボルロード(通称:恐竜ロード)を「進化の道」と位置づけ年代順に、12種の化石のモニュメントを設置しています。
また、シンボルロードと国道445号線バイパスの交差点に面している、ふれあい広場にも実物大肉食恐竜の「カルカロドントサウルス」を設置し、熊本方面から訪れる来訪者のランドマークとしての役割を果たしています。
さらに、御船町恐竜博物館新館から御船川左岸にある御船街なかギャラリーに行く途中にも3体の恐竜モニュメントを設置しました。
合計5体の恐竜モニュメントをはじめ、化石モニュメント12体は人気の写真スポットとして、町民の皆様及び観光客の皆様に親しまれています。

恐竜モニュメント

IMG_5887.jpgふれあい広場のカルカロドントサウルスカルカロドントサウルス Carcharodontosaurus saharicus
地質年代:白亜紀中頃/産地:アフリカ

ふれあい広場に設置しているカルカロドントサウルスは、アフリカで発見されている大型肉食恐竜をモデルに製作しています。日本初の肉食恐竜「ミフネリュウ」の歯の化石は、このカルカロドントサウルスの仲間の歯とよく似ています。


IMG_2725.jpg右からヴェロキラプトル・エルリコサウルス・アーケオルニトミムスヴェロキラプトル Velociraptor mongoliensis
地質年代:白亜紀後期/産地:モンゴル

エルリコサウルス Erlikosaurus andrewsi
地質年代:白亜紀後期/産地:モンゴル

アーケオルニトミムス Archaeornithomimus asiaticus
地質年代:白亜紀前期/産地:中 国

御船層群から発掘された化石に由来があると考えられる3種の小型恐竜を製作しました。

化石モニュメント

IMG_2926.jpg三葉虫 シュードフィリプシア

Pseudophillipsia kemerensis
地質年代:ペルム紀後期
産  地:トルコ

シュードフィリプシアは古生代のペルム紀に栄えた三葉虫である。世界中からたくさんの種類が報告されており、日本でも栃木県、岩手県、宮城県などで化石が見つかっている。この属はペルム紀後期まで生き残った数少ない三葉虫の1つであったが、ペルム紀末の大規模な火山活動に伴う環境変化によって絶滅した。

IMG_2921.jpg恐竜 エオラプトル

Eoraptor lunensis
地質年代:三畳紀後期
産  地:アルゼンチン

エオラプトルは、「夜明けの泥棒」の意味をその名に持つ原始的な恐竜である。全長は1メートルと小型で、2足歩行を行い、手には5本の指を持つ。後方の歯の形は獣脚類に見られるナイフ型であるが、前方の歯は竜脚形類と同じ木葉形をしており、最近の研究では竜脚形類に属する恐竜だと考えられている。

IMG_2918.jpg翼竜 エウディモルフォドン

Eudimorphodon ranzii
地質年代:三畳紀後期
産  地:イタリア

エウディモルフォドンは、「本当の2種類の歯」の意味をその名に持つ最古の翼竜の1つである。翼を広げた時の大きさは約1メートルあり、長い尾を持っていた。顎の前方には大きな歯があり、後方には複数の咬頭をもつ歯がならぶ。首の骨に外部へとつながる空洞が見られることから、気嚢を持っていたと考えられる。

IMG_2913.jpg魚竜 ステノプテリギウス

Stenopterygius sp.
地質年代:ジュラ紀前期
産  地:ヨーロッパ

ステノプテリギウスは、海中での泳ぎに適した体型を獲得した魚竜類である。全長は約3メートルに達する。その体型はイルカに似ているが、哺乳類ではなく、陸生の爬虫類が水中の生活に適応することによって進化してきた生物である。特にドイツ南部のジュラ紀層から保存状態の良い化石が多く見つかっている。

IMG_2908.jpg恐竜 メガロサウルス

Megalosaurus bucklandii
地質年代:ジュラ紀中期
産  地:イギリス

メガロサウルスは、イギリスの古生物学者ウイリアム・バックランドによって1824年に世界で最初に名を与えられた恐竜である。その名は「巨大なトカゲ」を意味する。部分的な骨格しか発見されていないが、全長は約7メートルと見積もられている。顎にはナイフのような形をした歯がならぶ肉食恐竜である。

IMG_2662.jpg恐竜 ミクロラプトル

Microraptor gui
地質年代:白亜紀前期
産  地:中 国

ミクロラプトルは、全長約1メートルの小型の肉食恐竜である。ドロマエオサウルス科に属し、鳥類に近縁の恐竜と考えられている。中国の遼寧省から見つかった化石には羽毛の痕跡がはっきりと保存されており、前肢と後肢に飛行用の翼を持っていたことがわかっている。黒色の翼は、光を反射して玉虫色に輝いていた。

IMG_2665.jpgアンモナイト ドウビレイセラス

Douvilleiceras sp.
地質年代:白亜紀前期
産  地:フランス

ドウビレイセラスは、白亜紀に栄えたアンモナイトで、世界各地の地層からその化石が見つかっている。国内では北海道の白亜紀層からもその産出が知られている。殻の大きさは10センチメートル程度で、表面には小さな突起がある。なお、この模型は、フランス産の化石をもとに復元したものである。

IMG_2701.jpg恐竜 ニッポノサウルス

Nipponosaurus sachalinensis
地質年代:白亜紀後期
産  地:ロシア

ニッポノサウルスは、1934年当時日本の領土であった樺太から発見された草食恐竜である。発見された化石は全長約4メートルの大人になりきっていない個体のものだが、その特徴から頭部にトサカを持つランベオサウルスやヒパクロサウルスなどに近い恐竜だったことがわかっている。

IMG_2706.jpg恐竜 ティラノサウルス

Tyrannosaurus rex
地質年代:白亜紀後期
産  地:北アメリカ

ティラノサウルスは、全長が約14メートルに達する大型の肉食恐竜である。鳥類に近縁なコエルロサウルス類の一員である。骨まで噛み砕く太い歯を持ち、上あごの前方の歯の断面は特徴的な「D字型」をしている。嗅覚を掌る嗅球が発達した脳を持っていたことから、ハイエナのような腐肉食者であった可能性がある。

IMG_2707.jpg鳥類 ディアトリマ

Diatryma gigantea
地質年代:古第三紀始新世
産  地:アメリカ

ディアトリマは、北アメリカやヨーロッパで栄えた体高約2メートルの巨大な肉食鳥類である。翼は退化して飛ぶことができず、走行性であった。鳥類以外の恐竜が絶滅した後、その生態的地位を埋めるようにして進化し、陸上生態系の頂点にのぼりつめた。しかし、やがて肉食哺乳類が台頭すると、絶滅してしまった。

IMG_2873.jpg哺乳類 パラケラテリウム

Paraceratherium bugtiense
地質年代:新第三紀漸新世
産  地:パキスタン

パラケラテリウムは、主に漸新世に栄えた史上最大の陸生哺乳類である。体長は約8メートル、肩の高さは約5.5メートルにまで達した。サイのなかまだが頭に角はなく、比較的長い首を持っていた。ユーラシア大陸の広い範囲に生息していた。インドリコテリウムはこの属のシノニム(同物異名)と考えられている。

IMG_2732.jpg哺乳類 スミロドン

Smilodon fatalis
地質年代:第四紀更新世
産  地:アメリカ

スミロドンは、南北アメリカ大陸に生息していたサーベルタイガーの1種である。体長は約2メートルで、20センチメートルを越える大きな犬歯を持っていた。狩りをして獲物を捕食していたと見られている。カリフォルニア州のラ・ブレア・タールピットからは、保存の良い化石がたくさん発見されている。